疾患説明

肩の痛み

肩の痛みにもさまざまな症状が隠されています。

五十肩

40代以降に発症しやすく、肩の運動障害や、肩前方部の圧痛、夜間の痛みを伴います。
病態はさまざまで、ひとくくりに五十肩と言われる事が多いです。
肩の痛みと可動性を改善させるために、マッサージやストレッチ・電気療法や温める治療を併せて行っていきます。

肩の痛みチェック

  • 肩が重く、だるい
  • 高い所の物を取ろうとすると、肩が痛い
  • 痛い方の肩を下にして横向きになれない
  • 腕から手にかけてジリジリ痛む
  • 肩をすくめるように持ち上げる
  • 手が背中に届かなくなってきた
  • 夜間に痛みが強くなる
  • 気がついたら痛い方の腕を支えている。

このような症状に心当たりのある方は注意が必要です。

頸肩腕症候群(肩こり)

長時間のパソコン、手や腕を酷使するお仕事の方に多く起こります。
比較的軽度のものから重度のものまでさまざまで、変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群など整形外科疾患にあてはまらない、検査などで症状が確定できないものを頸肩腕症候群といわれます。
症状には個人差があり、自覚症状として以下のものがあげられます。

  • 肩こりがひどい、首、背中の筋肉が張っている
  • 手、指がしびれる
  • 腕の筋肉が重だるい
  • 腕や手の冷え感
  • 頭痛、めまい
  • 感覚障害、運動障害

頸頸肩周りの筋肉の硬さが強い事が多く、マッサージや温める治療が効果的です。
症状に合わせて治療器(電気や超音波など)も使用していきます。
また頸肩腕症候群は、はり治療の効果があることが認められております。症状の辛い方は是非ご相談下さい。

腰痛症

腰部に痛みがあり、内臓疾患でもなく、病院でレントゲンをとっても異常がないもの。中腰で勢いよくものを持ち上げたときなどに起こる、一般的に「ぎっくり腰」と言われる急性腰痛症と、日常生活の不良姿勢による、腰の筋肉の疲労による慢性腰痛症があげられます。

急性期の腰痛(ぎっくり腰)
症状が強いうちは主に安静が一番。腰にかかる負担を少なくするため、テーピングやコルセットを使うこともあります。 痛みを取るために関連部位の緊張を取り除いていき、患部の炎症を静めるため超音波を使用します。 痛みが落ち着いてきたら、弱くなった背中、お腹周りの筋肉を鍛え、また下肢の柔軟性を出すことにより再発防止に努めていきます。
慢性腰痛
腰自体の硬さを和らげるためマッサージやストレッチをしていきます。
また、腰痛のため背部や下肢の硬さ・可動性の悪さが発生しています。
体幹・股関節・下肢筋のストレッチや腹筋・背筋の筋力強化により痛みの改善・再発予防を図ります。
はり治療が効果あり、血行改善、筋緊張、痛みの緩和が期待できます。

スポーツ障害

野球肩 野球肘

ピッチャーに多く、投げすぎ、投球ホームの不良、体の柔軟性の低下などにより、肩・肘に過度のストレスがかかり発症します。
特に小・中学生は、未熟なホームでボールを投げたり、成長期に差しかかる時期ですので、骨の成長に筋肉がついていけずに筋肉の柔軟性が低下します。また、骨端線が閉鎖していない選手がほとんどですので、症状が悪化すると骨端線損傷や肘の靭帯を痛めてしまいます。

痛みを我慢して投げ続けていると、将来、ボールを投げられない肘・肩になってしまうこともあります。

痛みが続くようであれば、場合によっては勇気をもってボールを投げるのを休んで治療することも大事だと考えます。
投球ホームは全身運動です。肩・肘の治療だけでは、また再発してしまうことも考えられます。
さまざまな障害因子を改善して、ボールを投げていくことが、ケガなく野球を続けるコツになります。

症状改善後は、患者さん自身の体操やストレッチで良好な状態を維持出来るのが理想です。
しかし、ご自身だけでは取りきれない硬さや張り感、姿勢・骨盤バランス。
これらを解消して良好な状態を維持するために矯正や延長施術などの自費治療を状態に応じて、1回/10日~半月程度で続ける事もおすすめです!
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